【入管】海外出張や一時帰国中に在留資格の更新はできる?オンライン申請の注意点と滞在要件を解説【ビザ】

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【入管】海外出張や一時帰国中に在留資格の更新はできる?オンライン申請の注意点と滞在要件を解説【ビザ】

【入管】海外出張や一時帰国中に在留資格の更新はできる?オンライン申請の注意点と滞在要件を解説【ビザ】

2025/01/16

日本で生活する外国人の方々にとって、在留期間の更新は避けて通れない非常に大切な手続きです。近年では行政手続きのデジタル化が進み、入管の窓口へ行かずともオンラインで申請ができるようになりました。

しかし、急な海外出張や母国への一時帰国が更新時期と重なってしまった場合、「海外にいながらオンラインで更新申請を済ませることはできるのだろうか」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、行政書士の視点から、海外滞在中の在留資格更新申請の可否について、法的根拠や実務上の注意点を交えて詳しく解説します。

結論から言うと海外からの更新申請はできません

まず、最も重要な結論をお伝えします。

在留資格の更新申請を行う際、申請人は必ず日本国内に滞在していなければなりません。

たとえインターネットを利用したオンライン申請であっても、あるいは行政書士などの申請取次者に手続きを依頼する場合であっても、申請の瞬間に本人が日本国外にいる状態での申請は一切認められていません。

更新手続きにおいては、日本に現在在留していることが大前提となっているため、海外からの申請は「できない」というのが明確な答えとなります。

なぜオンライン申請でも日本にいる必要があるのか

場所を選ばないイメージのあるオンライン申請ですが、どこからでも申請して良いわけではありません。これには、入管法における考え方が深く関わっています。

・申請時における日本滞在の原則 在留期間更新許可申請は、原則として本人が入管の窓口に出向いて行うものです。オンライン申請や行政書士への依頼は、あくまで特例として窓口へ行くこと(出頭)を免除されているに過ぎません。

・申請取次の仕組み 行政書士などの取次者が申請を行う場合、本人が窓口に行く必要はなくなりますが、それは本人が日本国内にいることが前提です。取次制度は、本人が出頭する手間を省略するものであり、日本にいない状態での申請までを許可するものではありません。

・法的な解釈 入管法第61条の8の3第3項には、本人が出頭することの原則とその例外が規定されています。明確な根拠条文として「海外からの申請禁止」と直接書かれているわけではありませんが、法律の趣旨を鑑みると、出頭を省略できるのは国内にいる者が窓口に行かなくて済むという範囲に限定されると考えられます。

・出入国記録の照合 出入国在留管理庁は、すべての外国人の出入国歴を厳格にシステムで記録しています。申請があった際、その日時に本人が日本にいたかどうかはすぐに判明します。抜け道はないと考え、必ずルールを守って申請を行う必要があります。

新しい在留カードの受領時も日本に滞在が必要

無事に申請が受理された後、審査を経て新しい在留カードを受け取ることになりますが、この結果の受領時についても同様のルールが適用されます。

申請時と同じく、新しい在留カードを受け取る際も、本人は日本国内に滞在していなければなりません。

もし行政書士にカードの受領を代行してもらう(受領のみの取次)場合であっても、その瞬間に本人が海外にいることは認められません。許可が下りるタイミングに合わせて帰国しておくか、日本にいる間にすべての手続きを完了させるスケジュール管理が極めて重要です。

海外渡航と更新時期が重なった場合の対策

もし更新時期にどうしても日本を離れなければならない予定がある場合は、以下のような対策を検討してください。

・早めの申請を行う 在留期間の更新申請は、通常、期間満了の3ヶ月前から受け付けられています。渡航予定が決まっている場合は、余裕を持って出発前に日本国内で申請を済ませておきましょう。

・再入国許可の手続きを確認する 更新申請中に一時出国すること自体は、有効な再入国許可(みなし再入国許可を含む)があれば可能です。ただし、申請時と受領時は日本にいなければならないため、渡航期間の設定には注意が必要です。

・特例期間の活用とリスク管理 申請中に在留期限が切れたとしても、処分が下りるまで、または期限から2ヶ月を経過するまでの間は、特例として日本に在留し続けることができます。しかし、この期間に海外にいるとカードの受領ができず、手続きが滞るリスクがあります。

・専門家である行政書士に相談する 複雑なスケジュール調整が必要な場合や、自身の状況でスムーズに手続きが進むか不安な場合は、早めに行政書士に相談することをお勧めします。申請の準備から受領までをトータルでサポートすることで、書類不備や法的なトラブルのリスクを最小限に抑えられます。

よくある質問(Q&A)

Q. 家族が代理で日本国内から私のオンライン申請を操作すれば、私は海外にいても大丈夫ですか。

A. いいえ、認められません。 申請の主体であるご本人が日本国内に滞在していることが絶対条件です。たとえ操作を家族が代行したとしても、ご本人が国外にいる状態での申請は不正な手続きとみなされます。

Q. オンライン申請をした直後に出国しました。審査結果が出るまで海外で待機しても良いですか。

A. 出国自体は可能ですが、結果の受領時には日本にいる必要があります。 また、審査中に入管から追加資料の提出を求められることがあり、その対応が遅れると不許可のリスクが高まります。長期間の不在は避け、いつでも対応できる体制を整えておくべきです。

Q. 在留カードの受領だけを行政書士に頼めば、私は海外にいても問題ないですよね。

A. いいえ、問題があります。 行政書士が受領を代行する場合であっても、その時点で申請人本人が日本に滞在していることが必要です。受領のみ取次であっても、海外滞在中の受領は認められないのが現在の運用です。

Q. もし日本にいないことが入管にバレてしまったらどうなりますか。

A. 申請が却下されるだけでなく、今後の在留審査に悪影響を及ぼします。 出入国歴はすべて入管のシステムに記録されているため、隠すことはできません。虚偽の報告とみなされると、将来の永住申請や帰化申請などにおいても非常に不利な評価を受ける可能性があります。

まとめ:確実な更新のためにスケジュール管理を

在留資格の更新は、日本での生活基盤を守るための最優先事項です。オンライン申請という便利な仕組みがありますが、どこでもできるという誤解からルールを破ってしまうと、取り返しのつかない結果になりかねません。

・申請時は必ず日本に滞在すること

・受領時も必ず日本に滞在すること

・オンラインや取次依頼でもこの条件は緩和されないこと

これらを徹底し、余裕を持ったスケジュールで手続きを進めましょう。

当事務所では、在留資格に関する複雑な手続きや、渡航予定に合わせたスケジュールのご相談を承っております。海外出張や一時帰国を控えていて、更新手続きに不安を感じている方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。お客様の状況に合わせた最適なサポートをご提案いたします。

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※本ページは行政書士ダイセイ法務事務所のスタッフによる「ブログ」を掲載しております。日々の思いから専門知識、業界用語、内部事情など「中の人」しか知らないここだけの情報を「簡潔に」発信しております。ぜひご参考にしてください。

行政書士は、ビザ、許認可申請、書類作成、その他行政や法務に関する手続の専門家です。何から始めてよいのか分からない場合、ぜひ行政書士にご相談下さい。無料相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問合せ下さい。


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