【行政書士】行政書士はどうやって開業するのか?具体的な手順と直面する壁の真実【開業】

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【行政書士】行政書士はどうやって開業するのか?具体的な手順と直面する壁の真実【開業】

【行政書士】行政書士はどうやって開業するのか?具体的な手順と直面する壁の真実【開業】

2023/07/04

行政書士試験という難関を突破した先に待っているのは、独立開業という新しいステージです。自分の力で事務所を切り盛りし、顧客の人生やビジネスを支える仕事には大きな魅力があります。しかし、いざ開業しようと思っても、具体的に何をどの順番で進めればよいのか、そして巷で言われる開業の大変さにどう向き合うべきか、悩む方も少なくありません。

この記事では、行政書士としての第一歩を踏み出すための具体的なプロセスから、開業準備のリアルなスケジュール、そして多くの新人が直面する困難とその突破口について、実務の視点を交えて詳しく解説します。


1. 行政書士開業までの道のり:まずは登録の仕組みを知る

行政書士として活動するためには、単に試験に合格するだけでなく、日本行政書士会連合会への登録が法律で義務付けられています。この登録手続きを完了して初めて、行政書士という名称を名乗り、業務を受任することが可能になります。

まず大前提として、行政書士試験に合格する必要があります。試験のスケジュールを振り返ると、申込締切が8月下旬、試験は11月中旬、そして待ちに待った合格発表は翌年1月下旬となります。合格発表後、合格証は郵送で自宅に自動的に届きます。これを受け取ることが、開業準備の正式なスタート合図です。

登録手続きを進める上で最も重要な判断は、どの都道府県で登録するかということです。行政書士会は各都道府県に「単位会」という組織を設けています。例えば、東京都に事務所を構えるなら東京都行政書士会に登録することになります。

一度登録した後に、別の都道府県へ拠点を移す(単位会を変更する)ことも可能ですが、その際には数万円以上の変更費用が必要になります。将来的な変更はあり得る話ですが、余計なコストを抑えるためにも、登録場所は慎重に検討して決めるべきです。また、単位会の中にはさらに細かく区分された「支部」という組織もあり、地域ごとの繋がりを支えています。

行政書士会への登録は、合格して即日完了というわけにはいきません。手続きには概ね2か月程度は見込んでおく必要があります。

例として東京都の場合、まず書類提出のための受付予約を行いますが、この予約自体が時期によっては1か月程度先になることもあります。受付が受理されてから実際に登録されるまでには、さらに1か月から1か月半ほどの審査期間が必要です。この「空白の2か月」をどう過ごすかが、開業後のスタートダッシュを左右します。


2. 事務所の確保:自宅か賃貸か

行政書士の開業準備において、まず最初に考えなければならないのが「事務所を借りるかどうか」という点です。これによって、その後の行動予定が大きく変わってきます。

賃貸により事務所を借りる場合は、物件探しから入居まで数週間かかるのが通常です。登録を決意した時点で、すぐに不動産屋へ連絡して物件確保に動かなければなりません。

なぜこれほど急ぐ必要があるのかというと、登録申請の時点で事務所が整っている必要があるからです。行政書士の登録は「これから事務所を作ります」という状態では受理されません。机、椅子、電話、応接スペース、施錠できる書庫など、業務ができる環境を整えた状態で申請に臨む必要があります。

一方で、自宅開業を選択する場合、賃貸借契約の締結といった手間がかからないため、準備にかかる日数は短縮できます。ただし、生活の場と仕事の場を明確に区切る工夫が求められます。


3. 登録申請の実務:必要書類と手続きのコツ

登録手続き自体は決して難解なものではありませんが、正確な書類作成が求められます。まずは自分が所属する予定の都道府県にある単位会のウェブサイトで、詳しい登録方法を調べましょう。

各単位会によって、事前に電話で問い合わせが必要だったり、オンラインでの受付予約が必須だったりと、流れが異なる場合があります。

準備すべき書類は多岐にわたります。申請書や履歴書、住民票、事務所の図面、写真といった書類一式を揃える必要があります。自ら作成する書類は自分のペースで進められますが、住民票などの公的な証明書は、役所の休日を挟むと手元に届くまでに数日かかる可能性があるため、余裕を持って準備しておくことが大切です。

書類が全て揃ったら、予約した日時に窓口へ提出に行きます。その場で誤字脱字等のチェックが行われ、修正できるものはその場で直します。無事に受付されれば、あとは登録の通知を待つのみとなります。


4. 行政書士の開業はどれくらい大変なのか

行政書士の開業が「大変だ」と言われる理由は、主に二つの側面があります。

一つは、登録までに時間がかかり、その間もコストが発生し続ける点です。前述の通り、登録までに2か月程度かかりますし、登録したからといってすぐに仕事が舞い込んでくるとは限りません。脱サラして開業を目指す方は特に、当面の生活資金や事務所の維持費をしっかりと準備しておく必要があります。

もう一つは、実務スキルの習得と集客の難しさです。試験勉強で得た知識はあくまで理論であり、実際の書類作成には特有の作法や最新の行政運用への理解が欠かせません。これらを独学や研修で補いながら、同時に自分自身を売り込む営業活動も行わなければなりません。

しかし、これらの大変さは「自分の力でビジネスを築いている」という実感の裏返しでもあります。丁寧な準備と、当面の資金的余裕さえあれば、着実に道を切り拓いていくことは十分に可能です。


5. 行政書士開業に関するQ&Aコーナー

Q:試験に合格してから数年経っていますが、今からでも登録できますか。 A:はい、行政書士試験の合格資格に有効期限はありません。合格から何年経っていても、登録手続きを行うことで開業が可能です。

Q:事務所の図面は専門的なものが必要ですか。 A:建築士が描くような精密な図面である必要はありませんが、事務所の寸法や備品の配置(机、椅子、書庫など)が正確にわかるものである必要があります。ご自身で作成される方がほとんどです。

Q:登録申請中に仕事を請け負ってもいいですか。 A:いいえ、登録が完了して行政書士名簿に記載されるまでは、行政書士としての業務を行うことも、名称を名乗ることも法律で禁止されています。登録完了の通知を待ってから活動を開始してください。

Q:開業資金はどれくらい準備すべきですか。 A:登録にかかる諸費用(入会金や登録免許税など)で約20万円から30万円、これに加えて事務所の備品代や数か月分の生活費が必要です。一般的には、自己資金として100万円から200万円程度あると安心してスタートできると言われています。

Q:未経験でも開業してやっていけますか。 A:行政書士の多くは未経験から開業しています。各都道府県の行政書士会が実施する実務研修に参加したり、先輩行政書士とのネットワークを作ったりすることで、実務知識を補完しながら成長していくことができます。


6. まとめ:確実な一歩を踏み出すために

行政書士の開業は、手順を一つずつ確認しながら進めれば、決して難しいものではありません。しかし、登録までに2か月程度の時間がかかることや、事前の事務所確保が必要なことなど、スケジュール管理が成功の鍵を握ります。

特に脱サラをして新たな人生をスタートさせる方は、資金面での準備を怠らず、余裕を持って準備を進めてください。

当事務所では、これから行政書士として活躍される皆様を応援しています。開業に関する不安や、実務での連携についてご質問があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。あなたの挑戦が、地域社会に貢献する素晴らしい一歩になることを願っております。

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※本ページは行政書士ダイセイ法務事務所のスタッフによる「ブログ」を掲載しております。日々の思いから専門知識、業界用語、内部事情など「中の人」しか知らないここだけの情報を「簡潔に」発信しております。ぜひご参考にしてください。

行政書士は、ビザ、許認可申請、書類作成、その他行政や法務に関する手続の専門家です。何から始めてよいのか分からない場合、ぜひ行政書士にご相談下さい。無料相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問合せ下さい。


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